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通貨の存在意義(4)紙幣の起源つづき [お金]

ヨーロッパでの紙幣の起源には続きがあります。

預かり証を発行しても、ほとんどの人が貴金属を取りに来ないという事実から、両替商達にあるひらめきが起こります。「これなら、貴金属を預かっていなくても預かり証を書くだけで自分たちは富を得られるのではないか?」ということです。これは当然のことながら詐欺行為です。
仮に、預かり証を書いても2割程度の人しか貴金属を取りに来ないのであれば、実際に預かっている金の4~5倍の預かり証を発行して自分たちの決済に使ってもバレないと考えたのです。

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ウソもつきとおせば真実となるとはこのこと。両替商達は、想定外の預かり証の持ち込みで金が不足した仲間に金を融通して連携を深め、それが秘密結社となり、紙幣(預かり証)発行の権限を持つ銀行へと移行したのです。

私たちが現在使用している紙幣は、引き替えに金を受け取れるという嘘の上に成り立つ信用が裏付けとなって誕生したのです。

それが嘘の象徴であっても、人が信じることで富の証となっていたとは、言葉になりません。

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