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通貨の存在意義(3)紙幣の起源 [お金]

貨幣が誕生しても、貨幣はあくまでも金・銀・銅といった金属の価値による価値を表すものでした。

それでは、紙幣はいかにして誕生したのでしょうか?

そもそも紙幣は紙切れです。この紙切れに価値が付加されたいきさつは何でしょうか?

世界最古の紙幣は、10世紀の中国(北宋時代)で作られた「交子」だといわれています。紙は中国で誕生したものですから、世界最古の紙幣が中国で作られていても不思議ではありませんが、どのように価値を持たせていたのかについては私にはわかりません。(調べてみて、わかったらブログに書きます)

チャオズ.jpg

世界最古の紙幣 交子(じゃおす)  中国の北宋時代に四川省で発行997年



誕生の経緯とカラクリがはっきりしているのは、15世紀後半にヨーロッパで誕生した紙幣です。これは銀行の誕生とも関係しています。

当時のヨーロッパは、ゴールドやシルバーなどの貴金属を通貨として用いていました。しかし、貴金属類は重くて扱いにくく、何よりも盗難や強盗を考えると大変危険です。そこで金持ちは、身元のしっかりした両替商や金細工師に貴金属を預けて保管してもらいました。

彼らは預かった貴金属に対して預かり証を発行します。しかし、預かり証を発行しても、実際に預けた貴金属を取りに来る人はあまりいませんでした。わざわざ危険な目に遭いながら思い貴金属を受け取ってやりとりするよりも、「預かり証」で決済するようになっていたのです。
おわかりですね。これがヨーロッパ発の紙幣のはじまりです。  つづく

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タグ:紙幣
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